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訪問介護ヘルパーの悩みとは?経験者が解決策も一緒に紹介!

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日常生活をするのが困難で援助が必要な高齢の方が多くなり、少子高齢化が進んでいるいま、介護サービスを提供する仕事はニーズが高まってきています。

訪問介護ヘルパーは在宅で介護を受ける方の自宅まで行って介護し、基本的に利用者と1対1での対応となります。

対話しながら、相手の気持ちを汲み取って介護を行うことを求められますし、利用者さんの状況を見て臨機応変に対応ができる力も必要となってきます。

人の家の中に入っていくわけなので、家のものを触ったりすることもありますので利用者さんに確認しながらの作業となります。

訪問介護ヘルパーの悩みは、利用者さんとの付き合い方がわかりにくいことかもしれませんね。

しっかりとされているように見えても、認知症の方もおられます。

利用者さんとの相性もあるかと思いますが、コミュニケーションはほんとうに大切です。

週に何日かディサービスに行かれている方もおられますが、一日中家で一人でいる状態が多い利用者さんもおられます。

話し相手になってあげたくても、限られた時間の中で手を止めて話せる時間はありません。

利用者さんに不快な思いや迷惑をかけてしまわないように、きちんとサポートしていかないといけません。

それと、一日に何件もの家を回るので、ヘルパー自身の健康管理と体力維持は必須ですね。

「ありがとう」という言葉を頂いて、いつまでも手を振って見送ってくださる姿をみると、次も頑張ろう思えます。

訪問介護はやりがいのあるお仕事です。

訪問介護ヘルパーの悩みは、ひとそれぞれあると思いますが職場の人間関係と給料面ですよね。

 

訪問介護ヘルパーの悩み&解決策

訪問介護ヘルパーの悩みとは?経験者が解決策も一緒に紹介!

訪問介護は、働き方は自由で人気ですが、一方で利用者やその家族との関係、給料面でのストレスを感じることも出てくることがあります。

利用者とは1対1でのケアとなりますから、相性が良くないとスムーズに仕事を進めることができなくなってしまいます。

じっさい、訪問ヘルパーの仕事をしている人の年齢は60代~70代多いです。

家事は慣れた年齢でもありますし、人生経験も豊富ですので、利用者さんとの関係も問題なくこなせている方は多いと思います。

訪問介護ヘルパーは40代・50代の方もおられますが、少ないですね。

それと空いた時間に仕事する感覚ですから、がっつりは稼げないです。

ケアマネージャーとスタッフとの連携もかかすことはできません。

人間関係は大事です。

だけど、問題がおきたり嫌なことがあったら早い目に事業所の管理者に相談することが一番ですね。

 

収入は不安定だし時間の割には稼げない

訪問介護ヘルパーは、徒歩や自転車に乗って家まで移動して実際に家の中に入って働いた時間分が給料となります。

いくらかの保証はある場合もありますが、利用者さんの都合でキャンセルになった場合は給料がもらえない事もあります。

それと移動中の時間給は認められないところがほとんどで、交通費という形で支払われることがあってもわずかな金額です。

自転車や徒歩での移動ですので、酷暑の夏や厳しい冬、とくに強い雨の中をカッパを着て移動するのはきついものがありますよね。

スリップしてこけたことは何度もあります。

雨降りの場合、ガソリン代までいいませんので自動車の駐車場代は保証してほしいですね。

件数が多いときは1つの遅れでスケジュールが狂ってくるので、急いでいかなければと気持ちがあせるし、プレッシャーはありますね。

 

仕事の内容や形態が変更できるか

身体介護のほうが生活援助より時給が高くなっています。

生活援助が多く入っている場合は、身体介護の仕事を増やしてもらえるか事業所の管理者やケアマネジャーに相談してみてはどうでしょうか。

時給の高い内容の仕事に変えてもらったり、件数を増やしてもらいましょう。

ほかのヘルパーとのかねあいもあるので難しいかもしれませんが。

 

それでも思い通りに稼げない場合は、別の事業所にも登録して掛け持ちをすることで空き時間を減らして効率的に働く方法もあります。

いろんな求人サイトがあるので調べていくのもありですね。

 

家政婦さんじゃないです

使わない部屋の掃除や庭の草むしりなど業務外の支援を頼まれたりすることがあります。

介護保険では業務外の仕事はできないのですが、本当に断っていいのかとかんがえてしまいます。

きっぱりとお断りする

ヘルパー=家政婦と認識してる利用者さんもおられ、家の事は何でもしてもらえると勘違いしている方も少なくありません。

利用者さんからすると、無理な仕事を頼んでいるつもりはないのかも知れません。

介護保険の適用として依頼されたもので、自身の境界線を引いておくことも大切です。

その場できっぱりとできないんですと言ってもいいとおもいます。。

断りにくい雰囲気で言いづらいなと思ったら、事業所の管理者やケアマネジャーにいってもらうようにしましょう。

 

利用者さんから投げかけられる思い

一人暮らしの利用者は話すことが楽しみでヘルパーが来る日を心待ちにしている方もすくなくありません。

ヘルパーが作業できる時間はきまっています。

食事の配膳をしてもなかなか食べてくれず利用者さんが「一緒に食べよう。」と言われるのですがお断りすると元気がなくなってしまいます。

昔は、家族でにぎやかに食事をしてたことを話され涙ぐまれたりされることもあります。

ご本人も仕方のない事と言われますが胸が詰まる思いです。

会話を大切にする

「用事はしなくてもいいからそこに座って。」と言われることもあります。

話し相手になって欲しいのです。

自分の事を自分だけではできなくなっていき、配偶者にも先立たれてしまう。

さらに、親しい友人もいなくなってしまった利用者にとって今一番して欲しいことは何なのでしょうか。

デイサービスへ行って、機能向上のリハビリをしてもらったりお風呂に入れてもらったりしてもらうことは必要なことですが、本当に必要なのは緩やかな時間の共有なのではないでしょうか。

限られた時間なので、ずっと話を聞くわけにはいきませんが会話を大切に、生きる意欲を高めて上げれられるように心がけていければいいですね。

聞いてあげられる時間を決めておき、その時間を超えたら作業をしながら聞くようにすれば、利用者は満足感が得られます。

 

家族さんとの情報の共有

利用者さんの認知症の症状が進んで行くと、お金や物がなくなったと言われたり、しゃべってばっかりで仕事をしないと、家族さんに話してそれをそのまま鵜呑みにされて仕事がやりづらくなる時もあります。

連絡ノートや日報にその日の内容を記録していきますが家族さんと直接お話ができることが少ないので利用者さんと意思の疎通がうまくいかない時はつらいですね。

家族さんと状況を共有する

事業所の責任者や、ケアマネジャーに相談して家族さんとも良い関係を作っていくようにしていくのが一番です。

つらい気持ちのままは体に良くありませんし他の仕事にも差し障りがでてきてしまいます。

利用者さんの状況など、家族さんと共有を常にできていることが望ましいです。

 

訪問介護ヘルパーを辞めたいと思ったら?

訪問介護ヘルパーの悩みとは?経験者が解決策も一緒に紹介!

いろいろな事情から私には向いていないなと思って辞めたいと思うこともありますよね。

事業所によっては、相談しにくく言い出いだせない場合もあるかもしれません。

だけど、介護のお仕事はほんとうにやりがいのある仕事だと思うんですよね。

自分に合った職場をみつけて、しんどい問題はカットしていきましょう。

事業所にもよりますが、訪問介護の経験を積んで上の資格を目指して給料アップや待遇改善をねらえる方法もあると思うんです。

冷静に自分の将来をかんがえていきましょう。

よく自分をフォーカスして将来をみすえてよく考えいくのがいいですね。

 

施設の介護士へ転職

介護施設などの介護士への転職も検討してみてはいかがでしょうか。

介護施設であれば、コンスタントに収入が入ってくるので収入に対しての不安はなくなるでしょ。

それに、夜勤があればそれ以上に収入は見込めます。

施設での3年間実務経験を積んで実務研修を修了すれば、介護福祉士国家試験を受けることもできます。

スキルアップ、キャリアアップを目指せるのもメリットです。

 

体制が整っている職場を探す

事業所によって、介護体制は異なっています。

自分の希望に即した事業所を探していきましょう。

事務所にヘルパーを立ち寄らせる事業所は、常日頃からコミュニケーションがとれています。

何でも相談できるような環境があれば、不安やストレスを軽減できますよね。

 

仕事にやりがいを感じない

介護職は社会的に貢献度は高く、やりがいのある仕事ですが低い賃金と業務の苛酷さから、離職率も高いといわれています。

不満を抱いたりやりがいを感じない瞬間があるのであれば、介護職そのものが適していない可能性が考えられますよね。

そのような場合は、思い切って他業者・多職種への転職をかんがえてもいいのではないでしょうか。

 

まとめ

訪問介護ヘルパーの悩みとは?経験者が解決策も一緒に紹介!

一人で活動する訪問介護のヘルパーの悩みは仕事中に困ったことが起きてもすぐに相談できないことがほとんどです。

自分で判断していかなければいけない場面もでてきます。

失敗もありますし一人で悩みを抱え込んでしまうと、ストレスで仕事に影響してしまいます。

事業所の管理者やケアマネジャーに相談することが一番です。

小さい規模の事業所では難しいかもしれませんが、担当をはずしてもらったり、仕事内容を変えてもらうことができればいいですね。

どんな仕事でもいえますが、適切な環境を作り上げることができれば、問題の解決はできますよね。

訪問介護のヘルパーの悩みは1人で抱え込まないことが大切です。