両親は私がものごころがついたころは、もう喧嘩が絶えない状態でした。
父親の顔色を毎日みていて、今日は機嫌がいいんだなとか今日は近くにいたらヤバイとか気をつかっていた子供でした。
父の両親は青森県人で、生まれたは北海道ですので関西のノリが全く理解できない人でした。
母は関西南部ですのでバリバリの大阪人、そもそもこの結婚は意義ありですね。
私が小学生のころは家のお手伝いをして、勉強・スポーツも頑張ってとってもいい子でした。
父がむつかしい人で母が大変そうだったから子供なりに喜んでもらえるように頑張っていたんだなぁと大人になって思いますね。
中学生ぐらいまで、それほど気にはならなかったのですが、高校生ぐらいになってくると、母の視線を感じるようになってきました。
私が友達と遊びに出かけると、「あんただけ楽しんで」って感じるほど母の態度を冷たく感じることもありました。
自由に生きる娘をうらやんだりする気持ちもあって、面白くなかったのでしょうか。
母が娘に依存して、時間の経過とともに強い共依存ができるんじゃないでしょうか。
ストレスの溜まった母の口から、父に対する愚痴を毎日聞かされるのはいい加減にして欲しいと思うようになっていました。
就職が決まりまっすぐ家には帰らなくなり、21歳で早くも結婚。
その時は母が娘のわたしに依存してるということに、気づくことはできませんでした。
母が娘に依存する解決策とはどういう事なのかと、共依存を防ぐ具体的方法を経験から書いてみました。
母が娘に依存する状況の解決策とは?
結婚したとき、お母さんを見捨ててしまったという罪悪感みたいな感情がありました。
自分だけが幸せになることが悪いなと思ってしまうような気持ちにもなっていましたね。
その当時は、今のようにインターネットがなかったので簡単に情報を入手することなんて本当にむつかしい時代でした。
同じような気持ちを持っている人の存在を知ることや、専門家のアドバイスを受けられていたら、もっと楽なきもちでいられたのかなと思います。
時が過ぎていき、私も娘に対して依存していることを気づかされることになりました。
「お母さんが、しんどい。」と言われました。
それはそれは、すごくショックでしたね。
私はいい母親、娘にとって良き理解者で協力者だと思っていたんですから。
娘にすれば、重たい事ですよね、嫌われますよホントに。
解決策は依存していることにはやく気付くこと
娘に依存している母親とは、娘が自分から離れることを恐れて、無意識あるいは意識的に娘が健全に成長するのを妨害し、娘への過保護・過干渉を繰り返して娘が母親いないと生きていけないようにする母親をいいます。
こわいですね、やってることをわかっていないんですよ。
娘が飲食業を始めたときも、頼まれたわけではありませんでしたが私から事務的な仕事を手伝うようになりました。
娘のそばにいて力になってあげたいと思っていたからです。
自分のちからで生きていかないといけないのですから、離れるべきでしたね。
私は、他にやりがいのあることを探していったらよかったなと今となって思います。
仕事以外の日常生活でも、子供が小さくて子育てが大変だとおもって頻繁に手伝いに行っていました。
でも突然「ベビーシッターさんを頼むようにしたから」と娘から言われたんです。
娘は自立しようとしていたんですね。
打ちのめされました、娘に依存していることをようやく私は気づいたのです。
母と娘は距離をおくことが大切
娘を応援したいと思う気持ち、心配でなにか言ってはげましてあげたい気持ちは親として当然あるものですよね。
根底にあるのは「娘から必要とされていたい」という気持ちです。
子離れのできない親の心理ですね。
娘からの希望もあり一緒に仕事をすることをやめることにしたんです。
その時のわたしは、娘がどんな気持ちでいるのか理解することができせんでした。
お互いに自立をするために、距離を置くことはよかったと思います。
娘は、罪悪感とかそうとう苦しい思いをしていたのだと思います。
娘に変わってもらうんじゃなくて自分が変わる
自分は正しい、間違ってなんかいないと思ってる間は現状を変えるのはむつかしいかもしれませんね。
娘にわかってもらいたいとか変わってもらいたいなんて期待すること自体、依存しているということなんでしょう。
自分が変わっていきましょう。
母親が自分の時間を犠牲にして、すべてを娘のために尽くすなんてしていませんか。
母親の存在意義は、「娘をよろこばせること」になっていませんか。
おかれている状況を解決するには、娘と一緒にいる時間を減らしていくことがいいでしょうね。
友達に会いに行ったり、趣味を始めたり、いままでやれなかったことに挑戦したり、娘の事を考える時間を減らしていくのもいいですね。
自分のことを一番に考えていいんですよ。
母と娘の共依存を防ぐ具体的方法とは?
母親は自分の時間を子供のために使い、自分のすべてをささげようとしてしまいます。
子供は母親の言いなりになって、母親の喜ぶことばかりを考えるようになっていきます。
いっけん、うまくいってるようですし問題ないようなことのように思いますよね。
だんだんと、お互いの自己犠牲は当たり前になってしまいます。
私が40代で娘が20代のころは、ずうっと一緒にいることが当たり前でした。
親の方よりも、娘の方がしんどくなっていってしまいます。
気付いてあげましょう。
親の欲求をむすめに求めてはいけません。
大人になっていく段階で、こどもを自立させるって親の役目ですよね。
過干渉・過保護をやめる
良かれと思って、さきばしってアドバイスしたり、さきに行動してしまったりする。
娘は嫌な顔せず、「そうね」と言われるかもしれませんがやりすぎには注意は必要です。
失敗していろいろな気づきがあるのだから、娘の行動にすぐに口出しせず、見守っていくことが大切でしょう。
娘のはなしをよく聞く
娘に依存する母親は、思春期以降になると頼られるどころか逆に軽蔑されるようになってしまうこともありますね。
子供のころから親に自分の話をきいてもらえて、受け入れられることで自尊感情は育っていくのではないでしょうか。
一方的に親のいうことを聞かせようとしないで、娘のはなしを積極的に聞くことをこころがけていきましょう。
娘が幼いころからできていたら問題はなかったですね。
親の正しいと思っている考えをおしつけてはいけません、その時はきいてくれているようですが、その反動は積み重なって大きくなって親にかえってきますよ。
年老いたときに冷たくされ、軽蔑されてはいやですね。
母と娘の人生は別もの
母の事は気にしないで、娘には自分の人生をたのしく生きて行ってほしいです。
母は、自立して自分の幸せは娘に頼らず自分でつかむことが大切です。
母も自分のために生きることにオッケーを出していいんですよ。
わたしがいないとダメなんて思わなくていい。
楽しく生きていく方向にシフトしていきましょう。
そばにいないとダメなんて、考えなくていいんです。
まとめ
世間からみて、とても仲良し親子のように見えていても実際そういうことではないという事実があります。
成長とともに、自立ができないまま大人になっていつまでも親のそばにいる人が結構周りでも多く見かけられます。
母が娘に依存する生き方はお互いの人生をダメにしてしまいます。
共依存状態かどうかわかるチェックもネットであるので心配な方はされてみてはどうでしょうか。
母が娘に依存する状態からの脱出は早ければ早いほどいいですよ。